メインフレームエディタとパソコンエディタとの違い
プログラム開発に欠かせないエディタですが、パソコン用エディタとメインフレームエディタとは操作方法が大きく異なります。
【相違点1】
コピー&ペーストやカット&ペーストを行単位で行います。パソコン用エディタのように自由な場所にコピーしてペーストするようなことはできません。
【相違点2】
CUIですのでコマンドを覚えておく必要があります。
そのコマンドも「Ctrl+F」で検索、「Ctrl+C」でコピーというようにパソコン用エディタの標準とは異なります。
【相違点3】
カーソル移動キーでスクロールしません。パソコン用エディタのように↑や↓キーを押し続けてもスクロールしません。
Enterキーに注意
メインフレームもパソコンも入力を確定してコンピュータに処理させるために、Enterキーを押す必要があります。パソコンの場合にはEnterキーの代わりにボタンをクリックする場合もありますね。
メインフレームのエディタも同様にコマンドを入力後に、Enterキーを押す必要があります。例えばファイルを保存する「SAVE」コマンドを利用するには、コマンド入力エリアにSAVEと入力してからEnterキーを押します。
このEnterキーが曲者なんです。
一般に最近のキーボードはEnterと改行は同じキーにアサインされています。

このキーを押したときにEnterキーとして動作するか、改行キーとして動作するかは、各ソフトウェアが決めているのです。
ちょっと話がそれますが、IBMメインフレームを利用するために、パソコンでは「3270エミュレータ」と呼ばれるソフトウェアが必要です。これはIBMメインフレームの端末「3270」というハードウェアをエミュレーションしてくれるソフトウェアです。
この端末「3270」ではEnterキーと改行キーが別々の独立したキーとして存在していました。つまりメインフレームを使うにはEnterキーと改行キーが別々の方が使いやすいという事です。
現在、「3270」なんてハードウェアはありませんので、パソコンにソフトウェア「3270エミュレータ」をインストールして、メインフレームを利用するのです。
しかし最近のキーボードはEnterと改行は同じキーにアサインされています。そして「3270エミュレータ」ではEnterと改行がアサインされたキーを押した時にはEnterとして動作します。
これでは改行(次の行の先頭にカーソルを移動する)ができません。
カーソル移動は矢印キーで行うと割り切れば良いかもしれませんが、各行の左端にコマンドを入力するメインフレームエディタで、改行が使えないのは非常に使い勝手が悪いのです。
そこで何らかのキーをEnterキーに置き換え、Enterと改行がアサインされたキーは改行キーとして使うのがメインフレーム利用者の常識です。キーの置き換えは「3270エミュレータ」のオプションで設定する事が多いです。
右Ctrlキーがあるキーボードあれば、それをEnterキーとする事が一般的だと思います。

また、当サイトで「XXXXコマンドを入力する」とは「XXXX+Enterキー」と考えて下さい。
ファンクションキーとは?
メインフレームエディタではコマンドを入力する事を省略する為にファンクションキーによく使うコマンドをアサインして使うことが一般的です。たとえばファイルをセーブしてエディタを終了するコマンド「END」をF3にアサインすれば、「END+Enterキー」を押すかわりにF3を押すだけです。
またファンクションキーの事を「PFキー」と呼ぶ場合があります。これは「プログマブルファンクションキー」の略です。F3の事をPF3と呼ぶわけです。
ファンクションキーの設定方法
ファンクションキーはISPFのメニュー番号 0.3 で設定します。
標準では以下のように設定されています。
F1 - HELP (ヘルプ表示)
F2 - SPLIT (画面分割)
F3 - END (終了、一つ前の画面に戻る)
F4 - RETURN (トップ画面に戻る)
F5 - RFIND (再検索)
F6 - RCHANGE (再置換)
F7 - UP (上スクロール)
F8 - DOWN (下スクロール)
F9 - SWAP (アクティブ画面交換)
F10 - LEFT (左スクロール)
F11 - RIGHT (右スクロール)
F12 - RETRIEVE (コマンド再実行)
良く使うコマンドを登録して使い易くしましょう
一般的なソースプログラムのエディットの流れ
ソースプログラムのエディットの流れは以下のとおりです。
1.ファイル選択画面でプログラムが保存されている区分順次編成ファイルを入力
2.プラグラム選択画面でエディットするプログラムを選択
3.エディット画面でソースプログラムを作成・編集。ラインコマンドやプライマリーコマンドを活用
4.SAVEコマンドでソースプログラムを保存
